2015年09月06日

子供の見本

歩道を女子高校生が二人自転車に乗り並行してこちらに向かってくる。
此処は自転車道か整備されていないので仕方ないのだが。
その手前の路地から車がサッと出て来た。咄嗟に高校生はブレーキを、それで車との接触は避けられた。運転手さんはしきりに頭を下げている、あやまっているようだ。
車をバックして、二人に道を譲るのだろうなーと思っていたら、前進、少しずつ前にでていく、二人の道を遮って。
二人は片足を地面につけ話をしている、運転手さんには何も言わずに。
運転手さんは願いが叶って本線に出て右折していった。エーッこれっていかんでしょー。
「お前が他人の事を言って良いんかい、と何処からか声が」
そう、私も先日、信号のない横断歩道で一時停止、右前方より野球のユニフォームを着た高校生を確認。
その時、目前の車列が途切れた、今だーそれ行けーと発進していた。
すれ違った高校生の顔はぶぜんとしている。あー悪い事したなーと其の日は気が重たかった。あーあー、こんなことならあの時チョット待って遣ればよかったのにーと。
このの状況がもし自分の孫だったら
「あっ、じいちゃんだめじゃないか、弱者優先だろう。ボク達は何時もこんな事に出会っている、でも大人はしれーっとしているんだ、だからボク達は大人の言う事なんか聞かないよ」
私達は常日頃、自分の都合で動いています。
ま、良いかと、軽い気持ちで物事を進めているが、それで周りにめいわくを掛けているのではないでしょうか。急いで何かを叶えたとしても、他人を不快にさせては意味ない。若者もルール違反をしていいる場合がありますが、其処は大人の心で対応を。
私もまだまだ若者から学ぶことが多い。
他人の振り見て・勉強、勉強。
posted by おじさーん at 13:34| 日記 | 更新情報をチェックする

2015年09月04日

ますみとボク (6)

ますみは冬休み。寒いので床下でじーっとしていた。
「おーいジョン、どこにいる、こっちに来い」
声が大きいので、飛び出し縁側を見た。
「ジョン、そこにすわれ、」
わ、分かったよ、これで良いかい。
「そうだなーもう少し顔をオレの方に向けてくれ」
ますみって、はずかしいよ、ずーっとますみの目をみるなんて。
「あーゴメン。そうだなーじゃー目はこの柱をみてくれ。」
ま、ますみよ、何をするんだよ、こわいじゃないか。
「あーゴメン、説明してなかったな、今日はお前を絵に描くからじっとしていろよ」
じーっとしていろよって、なんかはずかしいなーそんなに見つめられると
じっとしているのに疲れたころますみが、よし、やっとできたぞ、ほら、これがおまえだ」
ますみはボクの前に。おーますみは絵も上手い、でもボクは自分の顔を鏡で見たことがない。
だけど、絵の上の方には、家族のジョンと書いてある。家族だって、嬉しいよ、前の家では家族じゃなかったんだ、だから捨てられたんだ。
この絵は新学期に学校に持っていくそうだ、もしかしたらボクにも新しい友達が出来るかもしれない、その友達とも仲良くすればますみもよろこんでくれるだろう。
「絵を持って行く時、お前も学校に行くか」
行っても良いの、連れていつてくれるの、本当に、そりゃー嬉しいよ。
この家の裏の堤防は水害によわいので作りなおすそうだ。その時は此処がら出て行かなくちゃならない、ここは静かで、住みやすいのに。
ますみの事は、父ちゃんは厳しく、泣きごとを言った時は母ちゃんが優しく、上手くますみを育てているようだ。ボクはますみとおなじ歳は生きられない、でも、ますみの中学の制服は見たい、それまではいきていかなければ。
終わり
posted by おじさーん at 20:50| 小話・童話 | 更新情報をチェックする

2015年09月03日

ますみとボク (5)

そうだね、何もしてやれない母ちゃんが、ますみの事一番心配してるんだよ。
「オレが歩けないのは、親の責任だと思いつらくあたってきたけど、どうにもならない事ってあるんだ。親が責任を感じて苦しんでいる事が分かったよ」
ますみは、母ちゃんの事になると目がウルウルしている。さっきから目に涙がわいていて、ポトッ、ポトッと膝の上に落ちている、ボクはその涙を、さっとなめてやった。
「ジョン、何するんだー。や、やめてくれー、オレは泣いてなんかいないぞー」
ますみは強がりをいってるけど涙は止まらない。それを隠すために頭から水につかった。そして手で顔を拭きながらボクの方をむき、頭を撫ぜた。
「お前にこんな話をするつもりはなかったんだが、つい、弱い所がでちゃったよ」
そんな事ないよ、ボクも弱い所が一杯あるもん。
「今日はジョンに悪い所をみられたなー、この事はないしょだぞ、母ちゃんにもな」
ボクは捨てられて、一番みじめだと思っていたけど、僕よりも人間様でもつらい人がいる事を初めて知つた。
つらいけど、ガンバっているますみが目の前にいる。
「兄ちゃん姉ちゃんは、オレにくれる手紙で、いつか良い薬が出来て歩けるようになるからねって、はげましてくれたよ」
やっぱり兄弟だね、ますみの事心配しているんだね。
「でも、オレは色々な病院にいって知ったけど、治らないって事がハッキリわかったんだ。あきらめたわけじゃないけど、そのぶん勉強をがんばるよ。だって、その方が母ちゃんを悲しませなくていいだろう。それに、父ちゃんが自分をせめるのが無くなり、焼酎の量がへると良い、それで母ちゃんもよろこぶし」
ボクはハッとした、そうだ、捨てられた事に、くよくよしていても何にもならない。それより、一時でも良いから拾ってくれたご主人様に役に立つ事をして仲良く暮らそうと決めた。
続く
posted by おじさーん at 09:46| 小話・童話 | 更新情報をチェックする

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